G7先進諸国難民問題は、仕組まれた欧州難民危機である。仕組まれた911と同様に。違法移民の流入を煽り、どんどん国籍付与していたイタリア政府とEU。 


米国のトランプ大統領が、G7の先進諸国難民危機対策のイタリア案に強く反対し、難民問題はG7の共同声明に盛り込まれなかった。

トランプ大統領はまた、G7の地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から脱退、を表明した。

そこでいまや、トランプは人権無視で環境無視で、自国のことしか考えないひどい奴だ、という批判がさかんに報じられている。


しかし調べていくと、(田中宇氏によると、)

イタリア政府やEU当局は、イタリアを通ってEU全体への難民や違法移民ができるだけ多く流入するよう、むしろ扇動する政策を何年も続けてきた。

ということがわかってきた。

いっぽう、地球温暖化問題は、そもそも、地球温暖化炭素犯人説なるもの、地球は温暖化してきている、とは、データの捏造を使った、嘘、陰謀である、ということは以前から暴露され、地球温暖化問題の実体を知る人は知っていた。



(田中宇氏が)調べていくと、イタリア政府は実のところ、リビアから渡海してくる難民を食い止めようとしてこなかったことがわかる。それだけでなく、イタリア政府やEU当局は、リビアからイタリアを通ってEU全体への難民や違法移民ができるだけ多く流入するよう、むしろ扇動する政策を何年も続けてきた。


●密航業者から難民を受け取り、NGOの船に乗せてイタリア南部の港に入港する。

●NGOの船で運ぶ以前には、イタリア海軍や、EUの沿岸警備隊が、リビア沖まで軍艦を出し、密航業者から難民を引き取ってイタリアの港まで運んでいた。

●イタリア政府は、難民流入が急増する前の2011年に移民難民受け入れ担当の新官庁(Ministry for Intrgration、統合省)を作り、難民を受け入れる市民運動を展開しているカトリック団体の指導者(Andrea Riccardi)を大臣に据えた。

●域内の国境検問を廃止したシェンゲン条約によって、リビアからイタリアに入国した違法移民たちは、簡単にドイツなどEU全土に移動して住むことができる状態が続いている


この難民流入の隠された政策は、例のあの「テロ戦争」を企画し「テロを供給」してしまう「テロの需要」を生む側による、一環した難民流入=テロの需要と供給、の政策である、ことがわかってくる。



(以下、田中宇の国際ニュース解説から、下記記事を抜粋転載はじめ。■※付き中見出しは、引用者が挿入)


仕組まれた欧州難民危機 
2017年6月1日   田中 宇
https://tanakanews.com/170601italia.htm


▼違法移民の流入を煽り、どんどん国籍付与していたイタリア政府とEU


欧州の26のNGOが、リビア沖の了解ぎりぎりの海域まで船を出し、リビアの海岸からゴムボートに難民(=違法移民)を満載して送り出してくるリビアの密航業者から難民を受け取り、NGOの船に乗せてイタリア南部の港に入港する作業を繰り返していることを書いた。密航業者は、リビアやサハラ以南に住む、欧州に行きたい人々からカネをもらって密航を請け負うマフィアだ。NGOの運搬作業によって、難民とマフィアにとって、リビアからイタリアへの密航にともなうリスクやコストが激減した。NGOは、難民の流入を扇動している。


欧州のNGOがリビアの密航業者を助けて難民のイタリア流入を扇動する前には、イタリア海軍や、EUの沿岸警備隊(フロンテックス)が、リビア沖まで軍艦を出し、密航業者から難民を引き取ってイタリアの港まで運んでいた。リビア内戦の激化により、リビアからイタリアへの難民渡海が増えた2013年10月から、イタリア軍が「地中海作戦(Operation Mare Nostrum)」と銘打って難民の引き受け作業を展開した。


イタリア政府やEUという国家機関自体が、リビアの密航業者から難民を引き取って「運び屋」をやり、難民流入を扇動していた。


それだけではない。イタリア政府は、難民流入が急増する前の2011年に移民難民受け入れ担当の新官庁(Ministry for Intrgration、統合省)を作り、難民を受け入れる市民運動を展開しているカトリック団体の指導者(Andrea Riccardi)を大臣に据えた。

13年からは、自らもアフリカから来た移民で、移民にイタリア国籍を与える市民運動を展開している政治家(Cecile Kyenge)が大臣になった。この官庁は、リビアなどからどんどん流入する難民たちに対し、いかに早くイタリアの永住権や国籍を付与するかを考えるのが仕事だった。


統合省は廃止されて内務省の一部に格下げされ、現在に至っている。だがその一方で、域内の国境検問を廃止したシェンゲン条約によって、リビアからイタリアに入国した違法移民たちは、簡単にドイツなどEU全土に移動して住むことができる状態が続いている。



リビアやシリア(トルコ経由)などからの流入者の中には、アルカイダやISを支持する勢力も多い。流入者の中には、内戦で殺されることから逃れてきた正真正銘の「難民」がいる半面、豊かな欧州で福祉金をもらって生活したい、仕事を探したいという、経済目的の違法移民も非常に多い。

イタリア政府やEUは、このような構図を熟知しながら、人道問題を口実に密航者の全員を受け入れ、リビア領海ぎりぎりまで船を出すことで、より多くの人々が欧州に密航したがる事態を意図的に作っていた。




▼911テロ戦争も欧州難民危機も、自作自演の末に破綻した戦略


イタリア政府やEUは、なぜ難民からテロリストまでの密航者の全員を喜んで受け入れ、リビア沖に「出迎え船」まで出して密航を奨励し続けたのか。一つ考えられるのは「財界が低賃金労働者の増加を望み、イタリア政府やEUに圧力をかけたから」というものだ。欧州だけでなく、米国でも、トランプが当選するまで、米政府は、メキシコなどからの違法移民を大量に受け入れ、米国内での取り締まりもなかった。

トランプの「メキシコ国境の壁」の構想は、違法移民に対する野放図な政策への拒否宣言だ。


違法移民の流入扇動策には、経済だけでない、政治や軍事の面がある。

米国や西欧の為政者たちは以前から、リベラルな政治信条(人権重視、民主主義重視)と、覇権的な世界支配を展開してきた。

つまり、人権重視、民主主義重視のリベラルな政治信条の勢力が、人権侵害や民主主義弾圧を大儀名文的な口実に、敵性諸国の政権を転覆する「人権外交」を、やってきた。

この人権外交策を発展させ、国内に展開すると、米国が911以来やってきた「テロ戦争」の戦略になる。



■※911以来やってきた「テロ戦争」戦略の、ポンコツ化


自分たちの国内に、人道上の理由や、財界からの圧力という口実をつけて、難民を自称する違法移民やテロ集団をどんどん受け入れ、その結果、911やその他のテロ事件が(当局の自作自演的なテロ扇動もあり)頻発すると、国内の治安強化や、軍産複合体による隠然独裁を強化できる。

リベラルな政治信条を掲げる政治家と軍産複合体との結託が、クリントンの後半からオバマまでの米国、ブレアからキャメロンまでの英国の政治体制だった。ドイツのメルケル政権もこれに近い。


(※引用者挿入: ロンドン地下鉄テロ、パリテロ、そして官製テロ作製疑惑の典型 ボストンマラソン・テロ)

(「大統領があいつはテロリストだと言えば、そいつはテロリストになる」という、通称「オバマ法案」の実演場と化したのであった。ボストンマラソン圧力釜爆破テロは、インサイドジョブの典型中の典型、一見不可能に見えるすべては、最初から綿密に計画されてできた。

画像 boston terro
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◆この青年と特殊メイク路上劇にアカデミー「演技」賞をあげようヤ! 例の「両足を失った血みどろ足の青年」は、すでにアフガンで両足を失っていた青年であった。)



だが、このテロ戦争の戦略も、構造的な欠陥がある。米国も西欧も、リベラル軍産体制に対する反発が強まった。

米国ではトランプ、英国ではEU離脱、フランスなど欧州大陸諸国では、ルペンなど「極右・極左」の台頭が起こっている。いずれも、リベラル軍産体制からの離脱を支持する国民が増えた結果として起きている。



■※ジョージ・ソロスは、違法移民やテロ戦争の資金的な黒幕。「地球は温暖化している」という「嘘」、を広めるメディアと団体にも資金提供。


リベラル軍産体制を支援する勢力として、大金持ちの投資家ジョージ・ソロスがいる。彼は今年のダボス会議で、トランプ政権を潰すと宣言した。

ソロスは、イタリアからリビア沖まで違法移民たちを迎えに行く船を出している欧州のいくつかのNGOに資金を出していると指摘されている。

またソロスは、ルペンなど欧州大陸の極右極左の政治家の当選を阻止する活動をしているNGOにも資金を出している。

「地球は温暖化している」という決めつけ(ウソ)を広める団体にもカネを出している。


イタリアでは、来年の選挙に向けて、リベラル軍産体制に反対する「五つ星運動」などの政党が支持を増している。五つ星運動は最近、NGOがリビア沖まで違法移民出迎え船を出していることを問題にする運動をしている。

イタリア政界でこの件が問題になった直後、ソロスがイタリアの首相に面会を要請し、すぐに会っている。まさにそれっぽい。


ソロスは、リベラル軍産体制を維持拡大したいのだ。そしてトランプは、リベラル軍産体制を潰すことを目的に大統領になった感じだ。

トランプ、ルペン、五つ星などがリベラル軍産体制を壊したい側で、ソロスやメルケルは体制を守りたい側だ。万年金欠なイタリア政府は、ソロスらの傀儡だ。

両者の戦いは、まだまだ続くだろう。

米国でしつこく続いている、トランプ政権をロシアのスパイ扱いするスキャンダルも、この戦いの一環に違いない。



欧州の移民危機は、リベラル軍産体制を強化するために意図的に作られたものの、稚拙にやりすぎたため失敗している。その意味で、移民危機は、911で始まったテロ戦争に似ている

今回の記事の題名「仕組まれた欧州難民危機」は、かつての拙著「仕組まれた9・11」をもじってつけた。 (仕組まれた9・11


(抜粋転載おわり)



元記事:

仕組まれた欧州難民危機 田中宇の国際ニュース解説
2017年6月1日   田中 宇
https://tanakanews.com/170601italia.htm




== FIN ==



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